培養上清とは、細胞を培養した時に発現する多種多様の成長因子を含んだ培養液のことをいいます。
生命維持に大きく関わる幹細胞が培養液中に発現する230種類以上の生理活性物質(サイトカイン=成長因子群)の総称で、再生医療の普及発展に欠かせない成分と期待されています。
成長因子の発見は1986年に遡り、アメリカのドクターコーエンによるEGF(上皮成長因子)の発見でノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
一般の細胞ではなく、私たちの体内にわずかに存在する体性幹細胞を培養することにより発現する組成物は、高機能な成長因子やエクソソームを含むサイトカインの複合体です。
成長因子:グロースファクター、 FGFやIGFやVEGFなどのタンパク質
エクソソーム:細胞間のコミュニケーションの役割を果たす核酸を含んだ細胞外小胞
弊社は従来の単体成長因子や一部のミックスとの違いを明確にするために「再生因子」(Cysay因子®︎)と命名しました。Cysay因子®︎はこれら幹細胞が作り出す成長因子の複合体です。だからこそ人体の組織の再生から臓器の修復へと多様な再生への手助けすることが解明されてきました。これまで不可能と思われていた組織の再生が、再生因子によって可能な未来になりつつあります。